6/18 We Come One@北浦和KYARA

//6/18 We Come One@北浦和KYARA

6/18 We Come One@北浦和KYARA

超満員の北浦和KYARAで熱狂の『We Come One』開催!

松本誠治(the telephones、FINAL FRASH、Migimimi sleep tight)による地元・埼玉のカルチャーを活性化させるべく始動させた企画「We Come One」の記念すべき第1回目が6/18北浦和KYARAにて開催された。

今回ライブアクトとしてDALLJUB STEP CLUB、NEIGHBOURHOOD、THA BLUE HERB、YOUR SONG IS GOODという豪華なアーティストとネクストブレイクが期待される地元ゆかりのバンドの計4組が登場。

開場中には松本自身がDJを務め、来場したオーディエンスを迎えると、いよいよこのイベントの幕開けを飾ったのはNEIGHBOURHOOD。

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ノイジーなサウンドから『That girl』をスタートさせると、Kawana(Vo./Gt.)の透き通った声と、Minako Konno(Vib,Per.&Cho.)のグロッケン、うねるようなベースラインを奏でるKazuhisa Mashiko(Ba.&Cho.)、軽快なYamada(Dr.)のドラミングの混じり合う音たちが、徐々にオーディエンスの身体を揺さぶり始めた。そのまま胸を貫くようなベースラインとドラム、パーカッションの軽快なリズムが交差していく『6 minute』で一気に加速をつけると続けて『Give it』へ。

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19歳の時に知ったTHA BLUE HERBに感銘を受けて、改めて今日同じステージに立てていることを感慨深く語る場面もあり、無限の可能性を感じさせる楽曲たちで存在感のあるステージングをここぞとばかりに魅せつけてくれた。

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2組目に登場したのは、DALLJUB STEP CLUB。『Cold Fish』、『Redbull』から火ぶたを切って落とすと、Yuta Hoshi(machine/bass fx/Vo.)のデジタルサウンドと巧みなGOTO(Dr.) のドラミングが場内の熱を上げていく。

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最初の挨拶として始まったMCでは、最高の出演者が集まったこの場所を”BEST POINT”とし、その魔法の言葉をオーディエンスと共に一体感を生んだ『Beer Garden』をドロップ。BENCH.(Ba./Vo.)の低音ボイスが”BEST POINT”のシンガロングを巻き起こすと、森真言 (syn./rap)はステージを縦横無尽に煽り立て、GOTOもドラムセットを離れ、身体中でここが”BEST POINT”であることを表していた。そのままイレギュラーなリズムがクセになる『Future Step』へ。

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終始和気あいあいとしたやりとりを繰り広げたMCでは、森の自宅が4年前に火事を起こしたことを受けて作られたという『No.119』を披露。締めくくりの『New Song』では「まだイケんじゃねぇの?!」と森がここぞとばかりに煽り立て、会場中を巻き込む堂々としたパフォーマンスを繰り広げた。

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折り返しの3組目に登場したのはYOUR SONG IS GOOD。北浦和KYARAのステージに所狭しと楽器が配置され、総勢7名のメンバーが並ぶと、サイトウ”JxJx”ジュン(Or/Leader)の「よろしくお願いします」の言葉からライブがスタート。新曲である『New Song』から幕を開けると、軽快なインストゥルメンタルサウンドにステージ上も、オーディエンスも身体を揺らし、一気にダンスホールへと変化させた。

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パーカッションの松井泉と、タナカ”ズィ~レイ”レイジ(Dr.)のリズム隊による交互のパフォーマンスが繰り広げられると、カウベルに持ち替えたサイトウと共にプレイしたのは『Pineapple Power』。一体感を生んだコール&レスポンスがさらにライブを加速させ、サイトウがフロアへ飛び込みオーディエンスと共に盛り上がるシーンもあった。

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そこからもダンスミュージックの連投で、耳なじみの良いシライシコウジ(Gt.)のギターリフや、テクニカルなヨシザワ”モ~リス”マサトモ(Gt.)、たしかなリズムを身体に刻み込むタカダ “ダ~タカ” ヒロユキ(ba./cho.)のプレイに終始ハンドクラップや、思い思いに身体を揺らす人たちで溢れた。

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「新曲をメロウな感じで行きましょう」とハットリ “ショ~ティ” ヤスヒコ(tb./cho.)のトロンボーンの伸びやかな音色と、サイトウのピアノサウンドが心地良い、1曲目に披露した際と全くテイストを変えた『New Song』を奏でた。

緩急をつけてここまで連投したところで、今日のこの日の為に去年10月からブッキングをされていたという話も暴露したアットホームなMCを経て、『The Cosmos』で再び色鮮やかなライティングの中、会場をダンスフロアへと導く圧巻のステージで、いよいよラストアクトのTHA BLUE HERBへとバトンを繋いだ。

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ステージにDYE(DJ)が立ち、地下鉄音が会場に聞こえてきたかと思えば、視界を遮る光に照らされると今日1番の大きな歓声が沸き起こった。物悲しいピアノ音にのせて、堂々と登場したのはILL-BOSSTINO (MC)。

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力強いメッセージ性と、今日会場に集まったオーディエンスに向けてのワードを織り交ぜて『MAINLINE』、『北風』をドロップ。そして自分自身のヒップホップの在り方、その彼らを今日呼んでくれた松本へ何倍にもして気持ちを返していくことを力強く伝え、『SUPA STUPID』へ。時間を追うごとに、オーディエンスに向けて語りかけるように、そして訴えかけるようにリリックを紡ぐBOSSの声に応えるシンガロングが広がった。

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「追うものは追われるものに勝る」、「未来は俺らの手の中」などイデオロギーのあるリリックと、自然と身体を揺らすDJ DYEから繰り出されるビートがどんどん場内の温度を上げていき、BOSSの唯一無二の確固としたポリシーにアグリーしたオーディエンスで溢れる激情的でどこかハートフルな空間が、そこにはあった。

そして最後にはこのイベントの主催者でもある松本をBOSSがステージに呼び込んだ。突然の指名に話こそまとまってはいなかったものの、今日の出演者たちに誠心誠意の感謝を伝え、このイベントが始まりであること、そして今後彼が生まれ育ったこの町で、クラブ、ライブハウス、レコード屋など町を起こしていつかでかい音楽フェスをやりたい、秋ヶ瀬公園で行うのだ、とまで明言した。そして、早くもその第一歩となるWe Come Oneの2回目のイベントを11月に開催することを告知し、場内は大きな拍手に包まれた。最後の締めくくりには、”ワン本締め”(一本締め)で第1回目のイベントは大団円を迎えた。

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松本の言う”良い音楽”がここ埼玉から発信され、集まった人々の新発見、あるいは再確認となるよう、これから長い歴史を歩んでいくであろうこのプロジェクトに今後も目が離せない。第1回目はとにかくそれぞれのスタンス、ポリシーが明確な個性派揃いで、それぞれがMCの際に松本との出会いのエピソード、日ごろの思いを語る場面も。クロージングDJのDJ BU$HI(PLEASURExSPACE/CRUNX81)がかけ続けてくれる音楽と温かい空気に包まれるとともに、”あっという間”という言葉がぴったりなくらい、終わったあとの満足感と朦朧とした状態が何とも心地よかった。

text:maru

2018-01-09T18:37:12+09:00 9月 28th, 2016|LIVE Report|0 Comments